京都の夏の風物詩と言えば「五山の送り火」ではないでしょうか?
毎年ニュースやテレビ、SNSで取り上げられるので多くの方がご存じだと思います。
わたしは生まれも育ちも京都なので、毎年散歩がてら送り火を鑑賞しています。
今回はコソッと地元民だけのおすすめスポットを紹介します。
中には、超穴場もありますので、最後まで読んで頂けたら嬉しく思います。
この記事では、地元民が見る「五山の送り火」の穴場スポットを紹介していきます。
京都に住んでいるとわざわざ見に行くよりも、フラッと近所から見るのが地元流です。
🔥8月16日 月遅れ盆 送り火🔥
— 田中伸幸@tanakas.eth (@name6less9) August 16, 2023
京都の五山送り火2023が始まったみたい。有名な大文字焼きは、一度、生で見てみたいなー。こういうの見ると、お盆休み最終日って感じがする。pic.twitter.com/VEDgjMYXWN
京都五山の送り火とは
「五山の送り火」とは、毎年8月16日に京都市で行われる、お盆の夏の風物詩です。
京都ではお盆の8月7日から10日頃にかけて精霊迎えをします。
お寺で「迎え鐘」をつき、16日の五山の送り火であの世に送り出します。
わたしも小さい頃から、祖父や祖母と鐘をつきにお迎えに行っていましたよ。
鐘の音で迷子にならずに帰ってきて、五山の送り火で道が照らされるからあの世に帰れる・・昔祖母から聞きました。
五つの送り火は時間をずらして次々と灯され、およそ30分間輝き続けます。
それぞれ点火する順は毎年決まっています。
点火される順 | 場所 | 点火時間 |
1・大文字(だいもんじ) | 東山・如意ヶ嶽(にょいがたけ) | 20:00 |
2・妙法(みょうほう) | 妙/松ヶ崎・西山 法/松ヶ崎・東山 | 各20:05 |
3・舟形(ふながた) | 西賀茂・船山 | 20:10 |
4・左大文字(ひだりだいもんじ) | 北山・大文字焼き | 20:15 |
5・鳥居形(とりいがた) | 嵯峨鳥居本・曼荼羅山(まんだらやま) | 20:20 |
当日は山に登ることはできませんが、普段は登ることができるんですよ。
五山の送り火おすすめの穴場スポット
五山すべてが見えるのは、ホテルの屋上からの有料プランになりますが、ここでは一つの文字だけですが、キレイに見えるスポットです。
花火大会とは違い、点火してから30分は燃えていますので、ゆっくりと鑑賞することができます。
出町三角州・鴨川デルタ・加茂川堤防〈大文字〉
穴場と言うには有名ですが、加茂川と高野川が合流する地点のYになっているところです。
「大」の文字が見えます。
近くから見るため大迫力です。
有名な穴場スポットのため、すごい人出です。
この近所に住んでいたことがありますが、昼過ぎから大混雑です。
周辺には、出町柳商店街やコンビニがあります。
有名な出町ふたばの「豆大福」。来られたらぜひゲットしてくださいね
加茂川堤防は、送り火鑑賞の定番スポットです。
遮るものが少ないため、大文字がキレイに見えますよ。
橋の上からも鑑賞できますが、混雑が予想されます。
安全には十分気を付けてくださいね。
京都五山送り火、右大文字の絶景スポット、加茂川と高野川が交わるデルタスポットは、2時間前から凄い人です。ビール片手に京都の夏を堪能してます😊 pic.twitter.com/LIdooBCQV2
— 🍺うんたん (@untanuri) August 16, 2023
\ 地元民のおすすめの穴場ポイントはここ! /
昨年リニューアルしたコープ二条駅です。
すぐ近くのJR二条駅構内からも大文字が見えるため、確実に見ることができますよ。
夜22:00まで営業していますので、ぜひ見に行ってみてください。
北山通〈妙法〉
妙の文字は、京都ノートルダム女子大学付近が一番大きくキレイに見えます。
法の文字は、高野川の堤防から見えます。
堤防は遮るものが少ないのでおすすめです。
今日、五山の送り火が3年ぶりに通常通りの点火と発表です😊
— ハイパーカメラ小僧テクノロジー (@1HsZQ7hOhacW9TN) June 28, 2022
過去写真、左上は如意が岳の大文字で場所は出町柳で撮影で、右上は北山通で地下鉄松ヶ崎駅前です😊
そして下2枚は曼荼羅山の鳥居型で広沢池から撮影しました😊
他にもいい場所を知ってますが、さて!今年は何処から撮ろうかな?
楽しみです😆 pic.twitter.com/jCbEJdqy4W
北山通〈船形〉
北山大橋より北西がより近く、大きく見えます。
そして船形へ
— 寺本雅貴 才蔵@京都検定1級 (@saizou7365) August 16, 2023
ご先祖を思い浮かべながら
親父も無事に帰れますように。
五山の送り火はお盆でお迎えしたご先祖様を送る灯火ですので、少しでもご先祖様のことを思い浮かべながら、そして手を合わせて見て欲しいです。#五山送り火#船形 pic.twitter.com/EU1Xb0BZZb
西大路通〈左大文字〉
西大路通の円町から金閣寺までは毎年たくさんの方が、鑑賞されています。
山が近いため、迫力があります。
広沢の池〈鳥居形〉
広沢の池、松尾橋、嵐山の渡月橋からは鳥居形が見えます。
広沢の池、嵐山は当日灯籠流しも行われます。
灯籠流しと鳥居形の景色はとても幻想的です。
写真映えすので、こちらもぜひ参加してみてください。
五山送り火、鳥居形。じわじわと山に文字が出来上がって行く様を8倍速で。こうやってみると、山で実際に炎を持って動いてる人の様子が分かりますね。
— 別所隆弘 Takahiro Bessho (@TakahiroBessho) August 17, 2023
忙しない動画になってしまったけど、現地では皆さんじっと火を見つめていて、その姿が印象的でした。一年に一度、そんな日があるのが良いですね。 pic.twitter.com/42362jVrDE
まとめ
今回は毎年8月16日に開催される京都の夏の風物詩「五山の送り火」について調査しました。
有名な穴場場所と、地元民が見る穴場と紹介しました。
参考にして頂けたら幸いです。
また、五山の送り火日は以外と雨が降ることが多いです。
傘など備えておいた方が良いかもしれませんね。(ちなみに昨年は台風でした。五山の送り火は余程の事が無い限り中止にはなりません)