2024年10月16日(水)、グアム島近海で台風のたまごである熱帯低気圧が発生しました。
10/18ではグアム島近海で発生した熱帯低気圧は、低圧部という解析となっていましたが、10/20日(日)、熱帯低気圧となりました。
低圧部というのは、高さ(気圧)の同じ面で、周囲よりも気圧(高度)が低く循環が弱くて、中心が特定できないところです。
引用:weblio
気象庁は、この熱帯低気圧が「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。
10/22(火)追記
午前3時にフィリピン沖にあった熱帯低気圧は、台風20号となりました。
また29日(火)頃には、もう一つの台風21号のたまごが発生する可能性もあります。
早く情報をキャッチできると、備えることができます。安心にもつながりますね。
台風のたまごとは、台風に成長する前の熱帯低気圧の俗称のことです。気象用語ではありません。
台風のたまごは必ずしも台風に成長するわけではなく、状況によっては台風になる着る前に消滅することもあります。
\ 備えていますか?すぐに持ち出せるのでいざって時は大変便利です! /
台風20号現在の状況は?
台風の発生や進路を確認するのは、気象庁のホームページや、JTWC(米軍台風警報センター)、windyがあります。
それぞれ見ていきましょう。
JTWC(米軍台風警報センター)
画像引用:https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
台風20号は北寄りに進みますが、沖縄付近の高気圧にブロックされるように、再び西よりに進む予想となっています。
23日(水)、24日(木)にかけて、フィリピンの北部を通過した後、南シナ海に抜ける見通しとなっています。
本州への大きな影響はなさそうです。
大型の台風のため、油断は禁物ですよ!
・LOW(黄色のまる):24時間以内に台風になる可能性は低い
・MIDIUM(オレンジ色のまる):台風になる可能性は高いが24時間以上かかる
・HIGH(赤色のまる):24時間以内に台風になる可能性が高い
・赤の矢印:台風または熱帯低気圧
windy
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)によって提供された、解析気象データを基に、台風の動きをわかりやすく予報します。
一部有料ですが、最大10日先までの予報が見ることが可能です。
20号進路予想
画像引用:https://www.windy.com/?37.338,131.481,5
上の図は10月25日(金)、フィリピン付近に台風20号のたまごが発生しているのがわかります。
台風20号はその後フィリピンに上陸する可能性が高くなっています。
下記は10/29の天気予想図です。
九州付近が暴風域に入る可能性があります。
予想が日々変わりますので、進路を追っていきたいと思います。
台風21号たまご
画像引用:https://www.windy.com/?37.338,131.481,5
上記は10/26(土)の天気予想図です。
また26日(土)には台風21号のたまご(画像中央)も発生している予想となっています。
今後の動きには注意したいと思います。
新しい情報が入りましたら、追記していきます。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF:European Centre for Medium-Range Weather Forecasts)
最新のスーパーコンピュータを使って予想し、世界一の数値予報精度と言われています。
10日先までの天気を予想することができます。
こちらでも、進路の予想を見ていきましょう。
画像引用:欧州中期予報センター(ECMWF)モデル(GPV Weather)
上記の天気図は10月29日21頃に台風20号の「たまごは九州地方近くにいる予報となっています。
こちらは日本を横断する進路予想となっています。
今後の進路など観察していきます。
まとめ
今回は台風20号のたまごについて調査しました。
10/22(火)午前3時にフィリピンの東にあった熱帯低気圧は、台風20号になりました。
本州付近への大きな影響はなさそうですが、強風や、高波などへの注意は厳重にしてください。
また26日には台風21号のたまごも発生する予想となっています。
今後の動向を注意深く見ていきたいと思います。
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